中心気圧945ヘクトパスカール、中心付近の最大風速45メートル。現在地の気象データは、この台風が最盛期に近い勢力を保ったまま日本列島へ接近している事実を如実に物語っています。暴風域(風速25メートル以上)の半径は150キロに達し、強風域に至っては東側500キロメートルという広大なエリアを巻き込んでいます。
進路予測を巡っては、日本の気象庁データと欧州中長期予報センター(ECMWF)、米軍合同台風警報センター(JTWC)のAIアンサンブル予測との間に、わずかながら無視できない「ズレ」が生じていました。気象庁のモデルが関東沖を掠めて北東へ抜けるルートを示す一方で、海外の最新スーパーコンピューター予測は本州太平洋側に直接上陸する可能性を弾き出していたのです。しかし、直近12時間の気圧配置の推移を見る限り、両者の予測差は徐々に縮まりつつあり、紀伊半島から関東地方にかけての広域が暴風域に入る確率が一段と跳ね上がっています。