表層の流行を超えて:2026年の食卓で再検証する「ふたつの生地」が歩んだ歴史と食文化の未来

表層の流行を超えて:2026年の食卓で再検証する「ふたつの生地」が歩んだ歴史と食文化の未来

表層の流行を超えて:2026年の食卓で再検証する「ふたつの生地」が歩んだ歴史と食文化の未来の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

日本における「ホットケーキ」の歴史は思いのほか古い。昭和初期の1927年、デパートの食堂で「ハットケーキ」として登場したのが始まりとされる。戦後の高度経済成長期を経て、家庭用にミックス粉が普及すると、それは「お母さんが作ってくれる温かくて甘いおやつ」の代名詞となった。銅板でじっくり焼き上げられ、バターとメープルシロップが溶け出す情景は、昭和のあたたかな記憶そのものだ。

対して「パンケーキ」が爆発的な認知を得たのは平成以降である。2000年代後半からハワイやオーストラリア発の人気店が相次いで上陸。食事系から豪華なスイーツ系まで幅広く展開し、甘さを抑えた生地にベーコンやエッグ、あるいは山盛りの生クリームを添えるスタイルは、従来の「おやつ」の概念を爽快に覆した。

田中 結衣
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田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。