発端となったのは、スマートフォンで撮影された短いクリップだった。店内のテーブル席に座った人物が、備え付けの消毒用ボトルを手に取り、回転レーン上の寿司皿に向けて霧状の液体を噴霧する。仲間内でウケを狙ったとみられるその動画は、まずショート動画プラットフォームのTikTokへ投稿され、すぐさまX(旧Twitter)へと転載されて爆発的な炎上を招いた。
画面の向こうで笑う当事者たちと、画面越しに広がる生々しい嫌悪感。唾液を寿司につける行為に続く一連の迷惑動画は、世間から「回転寿司テロ」と猛烈な批判を浴びた。何より問題視されたのは、アルコール製剤とはいえ口に入れる直前の食品や食器に異物を直接吹き付ける行為の危険性だ。アレルギー反応や誤飲のリスクを含め、健康被害に直結しかねない暴挙に対して世論は沸騰した。