作者の旅立ちから年月が経過した今、実姉の「現在」に関心を寄せるファンは少なくない。彼女は芸能界や表舞台に出ることなく、静岡や都内で一般人としての静かな生活を守り続けている。一時は不仲説や確執めいた噂が囁かれたこともあったが、実際の二人の絆は極めて強固だった。
成人後、さくらももこが漫画家として多忙を極める中でも、姉は常に一番身近な理解者であり続けた。病魔と闘っていた晩年も、家族として寄り添い、妹のクリエイティブな環境を陰ながら支えていたという。現在、著作権や原画の管理を行う「さくらプロダクション」の歩みを静かに見守る姉の存在は、今なお遺された作品群の根底に温かな灯をともしている。