この地に満ちる清冽なエネルギーの源は、祀られている神々にある。主祭神として鎮座するのは、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した神話で名高い素戔嗚尊(すさのおのみこと)。そして、その妻となった奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、二神の子孫である大己貴命(おおなむぢのみこと・大国主神)だ。
強力な厄を祓い落とし、困難を乗り越えて結ばれた夫婦神と、出雲の大国主が一体となって座す。ゆえに、この場所は古くから縁結び・厄除開運の二大ご利益を授ける屈指の聖地として信仰を集めてきた。単なる恋愛成就にとどまらない。仕事の良縁、人間関係の修復、人生の転換期における悪縁切りなど、人生のあらゆる「結び直し」を力強く後押ししてくれる。
境内の一角にそびえる推定樹齢400年を超える大銀杏も、見逃せない神木だ。幹の太さは圧巻のひと言。幾度もの火災に耐え、黒く焦げた跡を残しながらも青々と葉を繁らせるその姿は、再生と不屈のエネルギーを参拝者の胸に直接注ぎ込んでくる。