グローバルなフード&ビバレッジ産業において、消費者の購買行動はかつてないスピードで変化している。単に喉の渇きを癒やす商品ではなく、見た目の美しさやカスタマイズによるパーソナルな体験価値を求める声が高まっているのだ。こうした潮流は日本のカフェ・外食チェーン業界にもダイレクトに波及しており、各社が趣向を凝らしたメニュー開発にしのぎを削る。
そのなかでも異彩を放つのが、スターバックス コーヒー ジャパンが展開する冷感スイーツドリンクの領域だ。季節ごとの限定商品が話題を集める一方で、通年で注文できるスタンダード商品をベースにしたフローズンビバレッジの需要は底堅い。既存メニューに手を加える文化が根付いた背景には、個人の好みにきめ細かく応えるブランド戦略が存在する。