現在の国分寺市役所本庁舎(戸倉1丁目)は、1960年代に建設された建物群で構成されており、半世紀以上にわたって市民サービスを支えてきました。しかし、建物の老朽化や耐震性能の不足、バリアフリー化の遅れ、さらには各部署が分庁舎に分散していることによる業務効率の低下が深刻な課題となっていました。
こうした建て替えの経緯を経て進められているのが、泉町2丁目地区(旧国鉄教育機関・公務員宿舎跡地)への新庁舎移転計画です。新庁舎は、大規模災害時における多摩地域の防災活動拠点としての機能を備えるとともに、省エネルギー性能を高めた環境配慮型の複合庁舎として設計されています。
新庁舎の整備によって、これまで本庁舎と複数拠点に分かれていた行政窓口が集約され、市民が一つの建物でワンストップに近い手続きを行える環境が整います。行政DXの推進と連動した「書かない窓口」の導入も進められており、手続き時間の短縮と市民の利便性向上に大きな期待が寄せられています。