院内のスマート化を後押ししているのが、マイナポータルを活用した診療情報の瞬時共有だ。マイナンバーカードによる保険証確認が標準化されたことで、過去の特定健診データや投薬履歴が医師の端末へ即座に同期される。重複投薬の防止やアレルギー歴の確認が数秒で完了し、診察前の問診時間は劇的に短縮された。
民間の医療・ヘルスケア産業と連携した患者用ポータルアプリの導入も見逃せない。予約の取得から検査結果の一部照会、後払い決済までが個人の端末で完結する仕組みが整えられ、会計窓口での長い待機ストレスは過去のものとなりつつある。デジタルを使いこなすことが、結果として待ち時間を最小限に抑える受診の必須条件になりつつある。