近年の気象技術において目覚ましい進化を遂げているのが、人工知能やスーパーコンピュータを駆使した台風進路予測モデルだ。アンサンブル予報技術の向上により、複雑な太平洋高気圧の張り出しや上空の偏西風の影響を多角的に計算し、これまで以上に精度の高い進路ブレの予測が可能となった。
同時に、こうした高度な予測情報を迅速に国民へ届けるNHK防災などの災害・防災報道のメディアの役割も決定的に重要だ。テレビのデータ放送やスマホアプリを通じて、刻一刻と変化するアンダーパスの冠水情報や避難所の開設状況が即座に共有されるシステムは、現代社会における命綱となっている。