1986年7月、満を持してリリースされたソロデビューシングル『瞳に約束』。作詞を手掛けた秋元康が彼女に授けたのは、王道でありながらどこか切なさを秘めた極上の歌謡曲だった。キャッチーなメロディに乗せ、初々しくも伸びやかな歌声で歌い上げる美奈代の姿は、全国のティーンエイジャーを熱狂の渦へと巻き込んだ。
この楽曲はオリコン初登場1位を獲得。デビュー曲での初登場1位は当時の女性ソロアーティスト史上初の快挙であり、音楽業界を激震させた。80年代女性アイドルが百花繚乱の盛り上がりを見せるなか、彼女はデビューから5作連続でオリコン1位を記録する金字塔を打ち立てる。徹底的に計算されたビジュアルプロデュースと、彼女自身の持つ天賦の才が完璧に融合した瞬間だった。