保護者が最も迷いやすい「ベビーチェア離乳食いつから使い始めるべきか」という疑問に対しては、月齢の数字だけで判断するのではなく、赤ちゃんの筋緊張と姿勢保持能力を見極める必要があります。
一般的に離乳食が開始される生後5〜6ヶ月頃は、まだ完全に腰がすわっていない赤ちゃんが大半です。この時期に無理に角度の立ったハイチェアに長時間座らせると、体幹が崩れて前かがみや横倒れになり、気道を圧迫して誤嚥(ごえん)のリスクを高める要因になり得ます。最初はリクライニング可能なハイローラックや抱っこで一口ずつ慣らし、自力でしっかりお座りが保てる生後6〜7ヶ月頃から本格的なベビーチェアへ移行するのが身体発達上、最も安全です。
食事中の姿勢において極めて重要なのが「足裏の接地」です。小児歯科や理学療法の現場でも指摘されている通り、両足の裏がステップ(足置き板)にしっかり着いていることで腹筋に力が入り、力強く噛みしめる(咀嚼する)運動が促されます。足が宙に浮いた状態では姿勢が安定せず、落ち着きのない食事習慣につながりやすいため、座面と足置きの双方が細かく調整できる構造であるかどうかが決定打となります。