「ゴリラの迷彩柄の服」「サルのマークの高級パーカー」として認知されているのが、1993年にNIGO氏によって立ち上げられたA BATHING APE(アベイシングエイプ / BAPE)です。ネット上の知恵袋やSNSでも「エイプのゴリラTシャツ」と呼ばれるケースが多々ありますが、公式の設定においてこのアイコンはゴリラ単体ではなく、映画『猿の惑星』からインスパイアされた「類人猿(APE)」です。
ブランド名の正式名称は「A BATHING APE IN WATERLUKEWATER(ぬるま湯に浸かった猿)」。これは当時の豊かな日本社会でぬるま湯に浸かるように暮らす若者たちを皮肉ったブラックユーモアから命名されました。
ベンデイビスやXLARGEが数千円台で手に入る日常着であるのに対し、BAPEは創業初期から生産数を厳格に絞り込む限定戦略を採用し、プレ値を呼ぶ裏原宿の伝説を築きました。現在は香港の大手アパレル企業「I.T」グループの傘下でグローバル展開を加速させており、海外のヒップホップアーティストやセレブリティが愛用するラグジュアリーストリートブランドとして独自のポジションを確立しています。