Q1:菊芋の皮は剥いてから保存した方がいいですか?
A1:いいえ、皮を剥いて保存するのは厳禁です。菊芋の皮は非常に薄く、剥いてしまうと急激に褐変(黒ずみ)が進み、水分が抜けてしまいます。さらに、血糖値の上昇を抑えるイヌリンや抗酸化作用を持つポリフェノールは皮の直下に最も多く含まれています。泥をタワシやアルミホイルを丸めたものでこすり落とす程度にとどめ、皮付きのまま保存・調理するのが栄養学的にも正解です。
Q2:冷凍した菊芋をサラダなどの生食で食べることはできますか?
A2:生食には適しません。冷凍によって細胞内の水分が氷の結晶となり、細胞壁を破壊するため、解凍するとシャキシャキした生独特の食感が失われ、水っぽくなってしまいます。サラダや和え物など生の食感を楽しみたい場合は、冷蔵保存した新鮮なものを使い、冷凍した菊芋は必ず加熱調理(汁物、炒め物、煮物、揚げ物)に活用してください。
Q3:菊芋を長期保存すると、特徴であるイヌリンは完全に消えてしまいますか?
A3:消滅するわけではありませんが、常温や不適切な環境下では酵素反応によってイヌリンがフルクトース(果糖)へと分解されてしまいます。ただし、適切に温度管理された冷蔵(0〜5℃付近)や、酵素活性が完全に止まる冷凍、あるいは水分を極限まで抜いた乾燥保存を行えば、数ヶ月間にわたってイヌリンの大部分を維持することが可能です。
Q4:菊芋を切ったら中身が茶色や黒っぽくなっていました。食べられますか?
A4:切った直後に茶色やピンク色に変色してくるのは、ゴボウやリンゴと同様にポリフェノール成分が空気に触れて酸化したためで、毒性はなく食べても問題ありません。変色を防ぎたい場合は切った後すぐに薄い酢水に2〜3分さらしてください。ただし、切る前から中身がフニャフニャに柔らかく、黒褐色に変色してドロっとしている場合は腐敗ですので破棄してください。