ザ・シンフォニーホール完全解剖|残響2秒と座席選びの決定打の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
ザ・シンフォニーホールの総座席数は1,704席。ステージを取り囲むレイアウトゆえに、座席エリアによって音のブレンド具合や演奏者の見え方は劇的に変化します。「チケット料金が高い席が必ずしも自分にとって最良の席とは限らない」のが、本ホールの奥深いところです。
座席エリア音響特性と響きのブレンドステージへの視界・見え方編集部の推奨度と総合評価1階中央(A〜Cブロック後方)
12〜19列付近直達音と天井からの反射音が最高のバランスで融合する黄金比。適度な傾斜があり、前席の頭部が気にならず指揮者とオケ全体を俯瞰可能。★★★★★
オーケストラのダイナミズムを堪能できる至高の席。1階前方(A〜Cブロック前方)
1〜5列付近楽器の生音がダイレクトに届く。残響感は控えめでアタックが鮮明。演奏者の運指や息遣い、汗まで肉眼で確認できる圧倒的迫力。★★★★☆
ソロリサイタルやソリストの手元を見たい愛好家向け。2階正面(RB・RC・RDブロック)
最前列〜中列ホール全体の残響が美しく重なり合い、最も豊潤な倍音に包まれる。バルコニーから見下ろすパノラマビュー。管楽器や打楽器の動きも明瞭。★★★★★
音響マニアや評論家が指名買いする実質的な特等席。2階サイド(RA・REブロック)
バルコニー側席片側の壁面反射音が近く、独特の立体音響感が得られる。斜め上からの角度。手すりが視界に干渉する場合があるため要注意。★★★☆☆
コストパフォーマンス重視派やリピーター向き。ステージ後方・P席
(オルガン下・合唱席)金管楽器・ティンパニが背後から直撃する特殊な音場バランス。指揮者の表情・指示を正面から目撃できる唯一無二の視覚体験。★★★★☆
指揮者ファンやピアノ協奏曲の手元狙いに絶大な人気。
初めて訪れる方が「失敗しないおすすめ座席」を1箇所挙げるならば、2階正面(RCブロック)の前方列です。天井からの反射音が綺麗に集約され、オーケストラ全体の音像が完璧な定位で結ばれます。視覚的な臨場感を求める場合は、1階中央通路よりすぐ後ろの14〜16列目が視界の抜けも良く、快適なリスニングを約束してくれます。