もし出先の駐車場で電池が完全に力尽き、ドアも開かずエンジンもかからなくなったらどうすればよいでしょうか。JAFを呼ぶ前に試すべき、ホンダ車共通のフェイルセーフ(緊急始動)手順が存在します。この仕組みを知っておくだけで、無駄なロードサービス代やレッカー待ちの時間をゼロにできます。
ステップ1:内蔵メカニカルキーでドアを開錠する
スマートキーから抜いた金属製のメカニカルキーを、運転席ドアハンドルの鍵穴に差し込んで回します。これで集中ドアロックが解除され、車内に入ることができます。※この際、セキュリティアラームが作動してクラクションが鳴り響く場合がありますが、次の始動ステップを完了させれば即座に停止しますので慌てないでください。
ステップ2:セレクトレバーが「P」にあることを確認し、ブレーキを強く踏む
運転席に座り、シフトポジションがパーキングに入っていることを確認したうえで、ブレーキペダルをしっかりと踏み込みます。
ステップ3:スマートキー裏面の「Hマーク」をパワースイッチに接触させる
スマートキー本体背面にあるホンダのエンブレム(Hマーク)部分を、エンジンのスタート/ストップボタンの中央にピッタリ接触させます。スマートキー内部には電池がなくても微弱な電磁誘導でID認証を行うトランスポンダーチップが埋め込まれています。接触させると「ピピッ」と車内ブザーが鳴り、スタートスイッチのインジケーターが点灯します。
ステップ4:ブザー鳴動から数秒以内にスタートボタンを押す
接触確認音が鳴ってから約5秒以内に、ブレーキを踏んだままスタートボタンを押し込みます。これでセルモーターが回り、通常通りエンジン(e:HEVシステム)が始動します。この方法を使えば、リモコン電池がゼロの状態でも安全に最寄りのカー用品店や自宅まで自走することが可能です。