連載10年の歴史とテレビアニメ全シーズンを通じて、数々の伝説的な名場面が生み出されてきました。国内外のファンコミュニティでの反響や編集部の徹底リサーチに基づき、特に読者の涙腺を崩壊させた屈指の神回をランキング形式で紹介します。
第1位:オールマイト最後の勇姿「次は、君だ」(アニメ第49話「ワン・フォー・オール」/原作11巻第94話)
宿敵オール・フォー・ワンとの死闘において、残り火となった力をすべて右腕に込め、放った渾身の「ユナイテッド・ステイツ・オブ・スマッシュ」。活動限界を迎え、痩せ細った真の姿を世界に晒しながらも右腕を突き上げる平和の象徴の姿は、全ファンが涙したヒロアカ最大の転換点です。中継カメラに向かって指を差し、「次は、君だ」と後継者へ託した言葉の重みは、少年漫画史に刻まれる金字塔となりました。
第2位:黒デクの雄英帰還とお茶子の演説(アニメ第136話・137話/原作33巻第322〜325話)
すべてを背負い込み、泥と血にまみれて孤立無援の戦いを続けていた「黒デク」。かつての仲間であるA組全員が体を張って彼を止め、爆豪勝己がこれまでの行いを初めて謝罪したシーン(第322話「大爆殺神ダイナマイト」)は涙なしには見られません。さらに、避難民の拒絶に対して麗日お茶子がメガホン片手に叫んだ「ヒーローが辛い時、誰がヒーローを守るんだ」という魂の演説は、作品のテーマである「助け合う社会」の具現化として深い感動を呼びました。
第3位:轟焦凍:オリジン「君の力じゃないか!」(アニメ第23話/原作5巻第39話)
雄英体育祭でのデクと轟焦凍の激闘。父親であるエンデヴァーへの憎しみから左の炎を封印していた轟に対し、自身の手を砕きながらデクが放った「君の力じゃないか!」という叫び。母への罪悪感と過去のトラウマに縛られていた少年の心が氷解し、全身から凄まじい炎が立ち昇るカタルシスは、初期ヒロアカ屈指の涙腺崩壊エピソードです。
第4位:デクvs爆豪2の決着と葛藤の吐露(アニメ第61話/原作14巻第120話)
仮免試験直後の夜、グラウンド・ベータで行われた幼馴染同士の本気の殴り合い。「なんで俺なんだ…」「俺がオールマイトを終わらせちまったんだ」と、オールマイト引退の責任を感じて人知れず苦悩していた爆豪の涙の告白は、彼らの関係性を対等なライバルへと昇華させる決定的な名場面となりました。
第5位:エンデヴァー vs ハイエンド「見ていてくれ」(アニメ第88話「始まりの」/原作21巻第190話)
新No.1ヒーローとなったエンデヴァーが、圧倒的な力を持つ脳無・ハイエンドと死闘を繰り広げた九州決戦。重傷を負いながらも「不屈の男」として立ち上がり、プロミネンスバーンを放つ姿、そしてテレビ越しに見つめる家族と民衆へ向けた拳は、過去の過ちを背負いながら贖罪の道を歩む男の覚悟を示し、大きな感動を呼びました。