日本国内で「最も雪が降らない県」を客観的数値で定義する場合、沖縄県が筆頭に挙げられるのは自然な事実です。気象庁の公式観測記録において、沖縄本島を含む平地での積雪記録は有史以来「ゼロ」であり、年間の最深積雪ランキングでも常に最下位(0cm)を維持しています。
ただし、沖縄県でも「降雪」が完全に皆無だったわけではありません。過去の気象記録を振り返ると、1977年2月17日に久米島で、さらに2016年1月24日には名護市および久米島で、気象庁により「みぞれ(気象分類上は雪に含まれる)」が観測され、全国的なニュースとして記録されました。観測史上極めて異例の現象であり、地表に積もるような雪は一切発生していません。
では、本土(本州・四国・九州)において実質的な「日本一雪が降らない県」はどこなのでしょうか。気象庁の平年値データ(1991〜2026年の30年平均)を比較すると、県庁所在地の年間降雪量において静岡市(0cm)と宮崎市(0cm)が抜きん出ており、数年に一度うっすらと雪が舞う程度で、日常的な積雪はほぼ皆無という突出した数値を記録しています。