大学の難易度を推し量るうえで、まず直視すべきは入試データです。大手予備校の最新リサーチによると、北海学園大学の偏差値は概ね40.0〜50.0のレンジに収まっています。文系学部の看板である法学部および経済学部は45.0〜50.0、経営学部が42.5〜47.5、人文学部が45.0〜47.5、工学部が40.0〜42.5前後で推移しています。
この数値を「MARCH」や「関関同立」といった本州の難関私大と比較した際、数字の絶対値だけを切り取って「中堅以下」「誰でも入れるのではないか」と誤認する層が道外を中心に存在します。しかし、地方私立大学の入試構造を分析すると全く異なる構図が浮き彫りになります。北海道内の受験市場は、頂点に北海道大学を筆頭とする国公立大学が君臨し、その滑り止め・併願先として機能するのが北海学園大学というピラミッドが長年定着しています。
小樽商科大学、北海道教育大学、室蘭工業大学といった地元国公立大学の後期日程や不合格組が厚い層となって一般入試に流入するため、一般入試枠における合格ボーダーラインは堅固です。共通テスト利用入試においても文系主要学科では得点率60〜68%前後を要求されるケースが多く、基礎学力を確実に固めていなければ合格通知を勝ち取ることは不可能です。「名ばかり大学生が集まる場所」という認識は、現場の実情と完全に乖離しています。