松坂屋高槻店のフロアリニューアルを象徴するのが、かつて紳士服や子供服、家庭用品が並んでいた中上層階の大胆な再編です。現在のフロアマップを確認すると、従来の「敷居の高い百貨店」から「日常的に通いたくなる高機能モール」へと変貌していることがはっきりと分かります。
最大の転換点は、大型家電量販店「エディオン(EDION)」の出店でした。家電量販店が百貨店の中核フロアを占める光景は、一昔前の百貨店業界では考えられなかった光景です。しかし、駅前立地で白物家電から最新デジタル機器、リフォーム相談までワンストップで完結する利便性は、周辺のファミリー層やシニア層の生活動線に劇的にマッチしました。平日の昼間でも専門知識を持ったスタッフと落ち着いて商談ができる環境は、ロードサイドの大型店舗にはない百貨店インショップならではの強みです。
さらに、生活雑貨の雄である「ハンズ(HANDS)」の導入が、若年層や文具・ホビーファンを高槻南口へと強力に引き戻しました。季節ごとの特集コーナーやコスメ、ステーショナリー、DIYグッズなど、感度の高いセレクトが館全体に新鮮な活気をもたらしています。最新のテナント一覧を見渡すと、エディオンやハンズといった強力なアンカーテナントに加え、カルチャーセンター、クリニック、旅行サロン、均一プライスショップなどが機能的に配置され、用事がなくとも立ち寄りたくなる回遊性が設計されています。