ネット上で頻繁に拡散される「誰でも無料で見られる花火の穴場スポット」や「予約不要の無料サマーフェス」という情報には、現場取材を行う記者目線から見て重大な盲点が存在します。
まず、都市再開発が進む都心部において、過去に紹介されていた「ビルの隙間から花火が見える遊歩道や児童公園」の多くは、現在では安全確保のための立ち入り規制エリアに指定されているか、高層ビル群の建設によって視界が完全に遮蔽されています。「現地へ行ってみたら警備員に誘導されて立ち止まることすらできなかった」というトラブルが後を絶ちません。
また、東京無料イベント8月として紹介される公園での野外シネマやミニコンサートは、入場料こそかからないものの、「炎天下での場所取りによる熱中症リスク」や「簡易トイレの長蛇の列」、「割高な周辺自販機・売店」など、目に見えないコストと負担が重くのしかかります。快適性と安全性を求めるのであれば、数千円の入場料を支払ってでも管理された屋内施設や有料予約席を選択する方が、結果的なコストパフォーマンスは極めて高くなります。