特撮ヒーロー史において、仮面ライダーディエンド・海東大樹というキャラクターは唯一無二の輝きを放ち続けています。お宝を求めて世界を巡るキザで飄々とした怪盗ライダーは、戸谷公人の繊細な芝居によって血肉を与えられ、放送終了後も劇場版やスピンオフ作品で幾度となく復活を遂げました。2019年の『仮面ライダージオウ』客演時にも当時のプロポーションと色気を保ち続け、往年のファンを歓喜させたことは記憶に新しい事実です。
しかし、2026年現在の戸谷公人の活動実態を追うと、かつてのようなテレビドラマや大手主催の商業舞台におけるキャスティングラインからはほぼ姿を消しています。現在の活動の中心は、個人名義での小規模なファンイベント、有料配信プラットフォームを通じたファンとの直接的な交流、あるいは知人のプロデュースするイベントへのゲスト参加などに限定されています。
芸能関係者の証言によると、「一連の騒動以降、キャスティング側のリスク管理が極めて厳格化しており、民放キー局や大手制作会社が彼を起用することは極めて難しい状況が続いている」と明かされています。表現者としてのポテンシャルは高く評価されながらも、後述する生活面での混乱が、表舞台への復帰の壁となっているのが冷徹な現実です。