弁当箱の素材や輪郭が変われば、おかずが描くべき幾何学的なラインも一変します。それぞれの器が持つ個性を味方につける具体的なテクニックを整理しました。
天然木が湿気を調整し、ご飯の美味しさを保つことで根強い支持を集める曲げわっぱですが、曲げわっぱ弁当 詰め方のコツは「木肌の曲面に沿わせた流線型の配置」にあります。四角い仕切り板をそのまま使うと木の風合いを殺してしまうため、大葉(青じそ)やサニーレタスなどの天然素材を仕切り代わりに活用し、曲面に沿ってご飯とおかずを斜めに流すようにレイアウトします。これによって、わっぱ特有の陰影と木の温もりが料理を一層引き立てます。
次に、日常使いで最も汎用性が高い一段弁当 おしゃれな詰め方では、「面と直線のリズム」を意識します。四角い長方形のお弁当箱では、おかず同士の境界線を斜め45度に揃える「斜め対角線配置」や、ご飯とおかずを左右でくっきりと二分する「セパレート配置」が有効です。仕切りカップを使用する場合は、銀色のアルミカップを避け、おかずと同化する透明・半透明タイプ、あるいは抗菌仕様のワックスペーパーをくしゃっと丸めて敷くことで、デリ風の上品な質感を演出できます。
配置の難易度が高いとされる円形容器において、丸型お弁当箱 詰め方のコツとなるのは「放射状の同心円配置」あるいは「センター固定法」です。中央に丸いハンバーグや日の丸ご飯をドンと据え、その周囲を放射状に副菜で囲むか、あるいは円を縦に真っ二つに割り、半円をご飯、もう半円を扇状におかずで埋めていく手法をとると、丸いフォルムの愛らしさが引き立ちます。
また、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する層から爆発的な人気を誇るのが、のっけ弁当 おしゃれな詰め方です。ご飯の上に直接おかずを敷き詰めるスタイルですが、単に具材を積み上げるのではなく、「ご飯の上に千切りキャベツや錦糸卵などの下地を敷き、その上にタレを絡めた主菜を斜めに重ね、端に彩り副菜をライン状に並べる」という階層構造を作ることで、手抜き感を完全に払拭したダイナミックな美しさが生まれます。