「東京都立青山高等学校」という名称には、旧制府立十五中時代から引き継がれる深い歴史と伝統が刻まれている。戦後の新制高校発足以来、幾多の傑出した人材を社会に送り出してきた。日本を代表する大女優や名優として国際的評価を高めた仲代達矢氏をはじめ、文化、政財界、学術の第一線で活躍する卒業生は数知れない。
同校のアイデンティティを形成しているのは、他者からの強制を排し、自律を重んじる「自由な校風」だ。服装や髪型の自由化だけでなく、行事の企画運営から日常の学習スタイルに至るまで、生徒の主体性に委ねられている。この自主自律の精神こそが、受験という個人戦においても折れない強靭なメンタリティを養っている。