実生活で最も漢字の使い分けが問われるのが、結婚式や葬儀、法事といった冠婚葬祭の場だ。特に冠婚葬祭マナー業界の専門家からは、席次表や祝儀袋の裏書における誤字指摘が後を絶たないという。
例えば結婚式の披露宴。席次表の肩書欄に「新郎 伯母」と書くべきところを「新郎 叔母」と誤記してしまうと、親戚の年長者に対して大変な失礼にあたる。配偶者の姉妹に関しても注意が必要だ。父親の兄の妻(義理の伯母)であれば「伯母」、父親の弟の妻(義理の叔母)であれば「叔母」と書く。自分がどれほど親しい間柄であっても、相手の年齢や親との血縁・義理の関係を正しく把握し、式典前に間違いがないか入念にチェックすることが大人のマナーと言えるだろう。