この動きは日本国内に留まらない。韓国のアイドルグループや、欧米のZ世代モデルたちの間でも、あえて歯列矯正を完璧にせず、自分のナチュラルな歯並びをアイデンティティとして発信するケースが増えている。SNSを通じて、アジア発の「飾らない可愛さ」が世界中に拡散されているのだ。
海外の美容メディアでは、これを「ギークシック(知的な野暮ったさ)」や「ラフ・ビューティ」の一環として紹介することもある。画一的なハリウッド・スマイルに対するオルタナティブとして、東洋的な「不完全の美(侘び寂び)」が、現代的な解釈を伴って再評価されていると言えるだろう。