大手匿名掲示板の5ちゃんねるやSNSでは、定期的に「次に逮捕される芸能人リスト」「キメセク常習者19人まとめ」といったタイトルのスレッドが立ち上がり、数千件のレスポンスが飛び交います。そこには有名アイドルグループの元メンバー、国民的人気バンドのフロントマン、トレンディ俳優などのイニシャルが並び、あたかも警察の内部資料が流出したかのような演出がなされています。
こうしたネット空間の反応を検証すると、ユーザーの間では「警察が動いているのは公然の秘密」「火のない所に煙は立たない」と信じ込む層がいる一方で、「単なるアクセス稼ぎの妄想」「毎度同じ名前がループしているだけ」と冷ややかに見つめる層へと二極化しています。実際の現場取材に基づけば、ネット上で名前が挙がるタレントの約9割は、過去のスキャンダルや奔放な交友関係から連想された根拠のない憶測に過ぎません。
ただし、残り1割のケースにおいて、マトリや警察が実際にマークしている人物の動向が週刊誌経由で漏れ聞こえているのも冷徹な事実です。捜査関係者は、確実な現行犯逮捕を狙うために数ヶ月から1年以上の内偵を行い、ゴミ捨て場から採取した微物鑑定や、ホテルへの出入り確認を執拗に重ねます。ネット上で「捜査対象」として囁かれ始めた段階で、本人が警戒して証拠隠滅に走り、捜査が長期化する事例も少なくありません。