テーブルに運ばれてきた瞬間、誰もが思わず息を呑む。顔がすっぽりと隠れてしまうほどの巨大なグラス、いや、もはや金魚鉢や花瓶と見紛うようなガラス容器になみなみと注がれたアイスコーヒーやアイスティー。珈琲屋OBの代名詞とも言えるこの「デカ盛りグルメ」スタイルは、一体どのようにして生まれたのだろうか。
関係者の話を紐解くと、この驚きのサイズ感は単なる話題作りではないことが分かる。創業当時、「訪れたお客様にゆったりと時間を気にせず寛いでほしい」という強い想いから、サービス精神の延長としてボリュームが拡大していったという。専属の珈琲豆焙煎士が厳選された生豆をじっくりと煎り上げ、丁寧に抽出したベースの珈琲は、水で薄まっても最後まで香りとコクが損なわれない。巨大な氷が浮かぶ大容量ドリンクでありながら、最後の一滴まで本格的な味わいを楽しめる秘密は、この確かな焙煎技術と抽出のこだわりにあるのだ。