函館市大町の沖合に位置する緑の島は、函館港の航路を維持するための浚渫(しゅんせつ)土砂を受け入れる埋立地として整備が進められ、1996年(平成8年)に全面供用を開始した約8.4ヘクタールの人工島です。市街地とは「新島橋(にいじまばし)」と呼ばれるアーチ橋で結ばれており、徒歩や車で手軽に渡ることができます。
島内は広大な天然芝が広がる多目的広場を中心に、周囲を取り囲む遊歩道、展望テラス、休憩施設などが整備されています。人工島でありながら豊かな緑と青い海が調和したランドスケープを形成しており、港町の景観に溶け込む憩いの都市公園として機能しています。
かつて北洋漁業の基地や青函連絡船の発着地として栄えた函館港の歴史を感じさせつつ、現代では市民の健康増進や観光客のリフレッシュエリアとして多面的な役割を果たしています。