『テニスの王子様』から続編である『新テニスの王子様』へと物語が移行しても、108式波動球が打ち立てたパワーテニスの基準は色褪せない。世界各国から化け物級の選手が集うU-17日本代表合宿やW杯の舞台においても、波動球の概念は進化を続けている。
高校生プレイヤーや世界のトップ選手たちが披露する「ブラックホール」や「光る球」など、超常現象とも言える大技が次々と登場する現在の展開。その原点には、間違いなく石田銀の108式が存在していた。コートの破壊や選手の吹き飛びといった「物理的威力を可視化する演出」は、彼が打ち放った一球から加速したと言っても過言ではない。
石田銀自身も続編でさらなる成長を見せ、単なるパワー一辺倒ではない深みのあるテニスを披露しているが、ファンの心に根付く「108式」の衝撃は今なおパワー界の最高峰として君臨している。