大学卒業後、高市氏が選んだ進路は松下政経塾(第5期生)だった。単なる知識の蓄積ではなく、現実の社会を動かす実践的な力を養うためだ。同塾に入塾した彼女は、日本の未来を見据えた政策研究に没頭することになる。
さらに視線は世界へと向けられた。1987年からは渡米し、アメリカ連邦議会でコングレッショナル・フェロー(公設秘書研修制度)として実務を経験。米国の立法プロセスや生々しい政争の舞台裏を皮膚感覚で学んだ。帰国後は、単なる政治家志望にとどまらず、自らの観察眼と発信力を活かすべく「政治ジャーナリズム」の現場へと足を踏み入れる。メディアを通じて政策の裏側をわかりやすく解説する活動は、多くの視聴者の注目を集めた。