普段、TBSテレビをはじめとするスポーツ報道で私たちが目にするのは、華やかな100m走やリレー競技の映像が多い。しかし、室内世界陸上選手権などで実施される50mや60mといった超短距離種目には、独特の緊張感と熱狂が存在する。
陸上競技の観客席が静まり返るスタート前、緊張はピークに達する。号音とともに巻き起こる風切音と、トラックを叩くスパイクの破裂音。テレビ画面の引きの映像では伝わりきらない圧倒的な躍動感とスピードの圧迫感こそが、この種目の醍醐味だ。超高精度カメラやセンサー技術の進化により、現在ではピッチ数や一歩あたりのストライド長まで瞬時に可視化され、観客を魅了している。