アニメーション制作業界の勢力図が塗り替えられつつある。スタジオジブリが持つ唯一無二のブランド価値と手描き表現への執念、そして庵野秀明が率いる制作集団が培ってきた先進的な表現技術。この両者が交差する地点に、日本アニメの次の四半世紀を左右する構造改革が存在する。
関係者の証言を総合すると、単なるイベント的なコラボレーションではなく、制作ラインの共有やデジタルアーカイブの相互運用を含む包括的な協力体制が水面下で構築されている。旧来のスタジオの垣根を取り払い、クリエイターが自由に行き来できる環境を創出すること。これこそが、両者が描く新時代のグランドデザインだ。