街の文化的アイデンティティを強力に牽引しているのが、日本でも極めて稀有な地域密着型常設劇場「坊っちゃん劇場」の存在だ。四国の歴史や文化を題材にしたオリジナルミュージカルを年間通して上演し、全国から演劇ファンが集う。舞台の上で繰り広げられる熱演は、観客の心に深い感動と誇りを植え付けてきた。
この劇場を核として推進されているのが、「アートヴィレッジとうおん構想」である。単なる観光誘致にとどまらず、クリエイターの滞在制作や文化芸術を通じた市民参加の場を創造。街全体をひとつの巨大なキャンバスに見立て、芸術による地域活性化のモデルケースを全世界へ示している。