本誌取材班は今回、東京・赤羽や浅草、上野、さらには大阪の京橋や新世界といった主要な酒場街を歩き回った。そこで浮かび上がってきたのは、時間帯によって表情を変える「スマートなはしご酒ルート」の存在だ。
例えば、平日の昼休みであれば、オフィス街に隣接したガード下の老舗や、短時間で提供される立ち飲み屋が威力を発揮する。サクッと名物の煮込みと生ビール1杯で喉を潤し、わずか20分で退店するスマートな利用法が定着している。一方、休日であれば午前11時の開店と同時に1軒目の暖簾をくぐり、割烹仕込みの小鉢をアテに純米酒を舐め、2軒目で軽やかなサワー類に移行する「グラデーションルート」が愛好家の間で圧倒的な支持を集めていた。