テレビドラマでの飄々とした演技で知られる北村総一朗ですが、その原点は本格的な舞台演劇にあります。
高知大学を卒業後に演劇の世界へ飛び込み、文学座付属演劇研究所、劇団雲を経て、1976年には名門「劇団昴」の創立メンバーとして参加しました。シェイクスピア劇をはじめとする数々の本格的な舞台で主要な役を演じ、重厚な演技力と確かな発声技術を培いました。
テレビ界進出後も、『白い巨塔』『渡る世間は鬼ばかり』、さらには2時間サスペンスドラマの重鎮として活躍。舞台で鍛え上げられた確かな基礎があったからこそ、コミカルな役から冷徹な権力者まで自在に演じ分ける名バイプレイヤーとして不動の地位を築き上げました。