絶対に失敗しない持ち手幅と長さの算出には、シンプルな構造計算が必要だ。まず結論から言おう。一般的なレッスンバッグ(縦30cm×横40cm)の場合、手持ちタイプの持ち手全長の黄金比は「30cm〜32cm」、肩掛けタイプなら「48cm〜50cm」だ。
計算式はこうだ。「机のフック高(約50cm) − バッグ本体の縦幅(30cm) = 残り許容高さ(20cm)」。つまり、フックからバッグの口までの「持ち手の立ち上がり(高さ)」を15cm以内に抑えれば、床から5cm以上のクリアランスが生まれる。縫いしろ分(左右計4cm〜6cm)を加味すると、カットすべきテープの総長は「(立ち上がり13cm〜14cm × 2)+ 縫いしろ6cm = 32cm」となる計算だ。
かつてNHK『すてきにハンドメイド』などのメディアでも、標準的なトートバッグとは異なる「学童専用レッスンバッグの持ち手尺計算」が取り上げられ話題を呼んだ。大人のトートバッグと同じ感覚で50cm超のテープを取り付けてしまうと、小柄な新一年生の手持ちでは引きずり確定となってしまう。この数センチの計算こそが運命を分ける。