「ナシ婚」を選択したカップルの満足度は総じて高い傾向にありますが、年数が経過してから後悔を口にする声も一定数存在します。SNSやWEBコミュニティの投稿を分析すると、後悔につながりやすい典型的なパターンが見えてきます。
最も多い後悔の理由は、「親や祖父母に晴れ姿を見せられなかったこと」です。「自分たちは挙げなくてもよかったが、親が想像以上に寂しがっていた」「後から親の本音を聞いて申し訳なくなった」という声は少なくありません。結婚を家同士の結びつきと捉える親世代との価値観のズレが、後々のしこりになるリスクを孕んでいます。
次に挙げられるのが、「人生の区切りとしての実感や思い出が薄い」という点です。婚姻届を提出しただけでは日常の延長線上に過ぎず、「いつ結婚したのか実感が湧きにくい」「ドレス姿の写真くらいは残しておけばよかった」と振り返る人もいます。
一方で、「浮いた300万円で憧れの海外旅行に行き、マイホームの頭金に充てられたので全く後悔はない」「準備の喧嘩もなく平和にスタートできた」と、ナシ婚のメリットを最大限に享受しているカップルが多数派であることも事実です。重要なのは、周囲の意見に流されず、ふたりが心から納得して選択したかどうかです。