プロジェクトは完全に消滅したわけではない。ただし、かつて想定されていた単純な一本道からは大きく舵を切っている。前作『アラジン (2019年の映画)』が巻き起こした世界的熱狂のあと、続編の企画は複数の脚本家チームによるドラフトの改稿を重ねてきた。一時期、開発中止の噂がソーシャルメディア上を席巻したのは、プロダクションの優先順位が再編されたことによるスケジュールの空白が原因だ。
関係者からのリーク情報によれば、ディズニー上層部は安易な続編の量産にブレーキをかけ、真にスペクタクルな体験を提供できる脚本のみにゴーサインを出す方針へシフトしたという。実写版アラジン2の開発ラインは今なお生きており、ストーリーの骨子をより成熟したトーンへ再構築する作業が続けられている。企画が破棄されたのではなく、むしろ慎重に研ぎ澄まされている段階と言えるだろう。