クラシックゴルフの歴史を語るうえで外せないのが、伝説的な名器の存在です。木製ヘッドの頂点に君臨したパーシモンドライバーから、後世のアイアン形状の規範となった軟鉄ブレードまで、数々の傑作が語り継がれています。
ウッド部門の象徴といえば、米国のマクレガー(MacGregor)が誇る「トミー・アーマー 693」や「ターニー M85」です。極上のパーシモン材を贅沢に使用し、美しい木目と完璧なフェースインサートを備えたこれらのモデルは、往年の名手たちの手でメジャー制覇の歴史を刻みました。国内ブランドでは、緻密な木工技術と漆塗りのような輝きを放つ本間ゴルフの「ヒロホンマ(Hiro Honma)」シリーズが、今なお最高峰の芸術品として崇められています。
一方、クラシックゴルフクラブアイアンの領域では、ウイルソンの「ダイナパワード」やベン・ホーガンの「エイペックス」、そして日本の鍛造技術を結集したミズノの「MP-33」「MP-14」などが不朽の名作として挙げられます。無駄を極限まで削ぎ落とした薄いトップブレードとストレートネックは、構えた瞬間にターゲットを射抜くような鋭いインスピレーションをプレイヤーに与え続けます。