万燈会は単に外側から眺めて楽しむ鑑賞イベントではなく、参拝者自身が献灯を行って祈りを捧げる参加型の法要です。宗派や信条に関わらず、誰でもその場で申し込んで献灯することができます。
参加手順の流れは以下の通りです。
- 受付と冥加料(みょうがりょう)の納進:境内の特設テント等で受付を済ませます。ろうそく1本の冥加料の相場は500円〜1,000円程度、組み立て式の絵符や角型灯籠の奉納であれば1,000円〜3,000円前後が標準的です。
- 祈願・供養事項の記入:受け取ったろうそくや灯籠の側面に、用意された筆やペンで願旨(「家内安全」「心願成就」「無病息災」など)や、供養したい先祖の戒名・俗名、自身の氏名を墨書します。
- 献灯と合掌:指定された献灯台や燭台へ自らろうそくを立て、火を移して静かに合掌・一礼します。
高野山などでは参道沿いでろうそくが参拝者へ無料で手渡され、各自で燭台に灯していく形式を採る場合もあります。どのような形式であれ、真摯に手を合わせる心こそが最大の供養となります。