なぜこれほど風変わりな名前が与えられたのか。その文字列を分解していくと、当時の開発陣やローカライズ担当者たちが仕掛けたユーモラスな言語遊戯が浮かび上がる。
頭文字の「T」は言わずと知れた恐竜の王「ティラノサウルス(Tyrannosaurus)」を連想させる。続く「ヨシザウルス」はヨッシーに恐竜の学名接尾辞「-saurus」をドッキングさせたものだ。そして決定的なのが後半の「ムンチャクッパス(Munchakoopas)」である。英語で「むしゃむしゃ食べる」を意味する「munch」と、マリオの宿敵クッパ(海外名:Koopa)を掛け合わせた造語だ。直訳すれば「クッパ一族をムシャムシャ貪り食うヨッシー恐竜」。マリオを背に乗せて敵を次々と舌で swallow していく彼の生態そのものを、大胆不敵に表現したネーミングだったわけだ。