結論から明かすと、『マギ』は雑誌側の都合による打ち切りではなく、作者の構想通りに完結した作品です。2009年27号から2017年46号まで『週刊少年サンデー』で連載され、単行本は全37巻、全369話に及ぶ堂々たる長期連載でした。
当時のサンデー編集部において、『名探偵コナン』と並ぶ絶対的な大黒柱であった本作を、編集部側から一方的に打ち切る商業的メリットは皆無に等しい状況でした。実際、最終章突入時や最終回直前には大々的な告知が行われ、表紙や巻頭カラーで華々しく送り出されています。
大高忍先生自身も連載中のブログやインタビューにおいて、物語の結末に向けたプロットは初期段階から組み立てられていた旨を明かしています。それにもかかわらず「打ち切り説」が根強く囁かれ続ける背景には、最終章における特異なストーリーテリングと極端な進行スピードがありました。