長年続いたバーワン論争に終止符を打ったのは、当時スタジオジブリに在籍し、本作で原画を担当していた米林宏昌氏(現スタジオポノック)の発言でした。
米林氏は自身のSNSで、父親が美味しそうに謎の肉を食べるシーンの原画を担当した際のエピソードを披露。制作当時に宮崎駿監督から渡された設定資料や絵コンテ裏話として、あのプニプニした塊には「シーラカンスの胃袋」と書かれていたことを明かしました。
太古から姿を変えずに生き続ける古代魚・シーラカンス。その胃袋という、現実の食卓にはまず並ばない奇想天外な食材名が飛び出したことで、世界中のファンに大きな衝撃が走りました。米林氏によると、肉汁が滴る柔らかいゼラチン質の弾力や、箸でつまんだ時の独特な変形具合は、原画マンの卓越したデッサン力とイマジネーションによって生み出されたものです。