医学研究の視点から見ると、ウルソデオキシコール酸 胆汁酸 ダイエットという切り口が完全に無根拠というわけではありません。体内における胆汁酸 脂肪燃焼 メカニズムには、細胞膜受容体である「TGR5」や核内受容体「FXR」が深く関わっています。
胆汁酸がこれらの受容体に結合すると、褐色脂肪細胞での熱産生が促されたり、腸管のL細胞から食欲抑制や血糖調整に関わるホルモン「GLP-1」の分泌が刺激されたりすることが動物実験レベルで報告されています。いわゆるウルソデオキシコール酸 GLP-1 関連性が注目されたのはこのためです。しかし、外因性にウルソデオキシコール酸を経口摂取した場合、他の疎水性胆汁酸を置き換える作用が強いため、受容体刺激の強さには複雑な生体反応が絡み合います。「薬を飲めばそのままGLP-1受容体作動薬のような劇的な食欲抑制と減量が得られる」という考えは、現行の医学的知見から大きく乖離しています。