犬がぶどうを誤食した場合、中毒症状は段階を踏んで進行します。初期の異変を見逃さず、迅速に異変を察知することが生存率を高める鍵となります。
■ 摂取後2〜6時間(初期症状)
最も多く見られる初期サインは突然の嘔吐と下痢です。吐瀉物の中に未消化のぶどうやレーズンが混ざることがあります。あわせて、元気がなくなる、フードを食べない、お腹を痛がって丸まるといった消化器症状が現れます。
■ 摂取後12〜24時間(進行期)
脱水症状が急速に進み、ぐったりとして横たわる時間が増えます。多飲多尿(水を異常に多く飲み、薄いおしっこを大量にする)が見られることもあり、腎臓への深刻なダメージが始まっている兆候です。
■ 摂取後24〜72時間(重篤期・急性腎不全)
腎機能が著しく低下し、老廃物が血液中に充満する「尿毒症」に陥ります。最も危険な兆候が「乏尿(おしっこが極端に減る)」または「無尿(おしっこが完全に止まる)」です。無尿状態に陥ると体内に毒素が急速に回り、痙攣発作や昏睡状態を引き起こし、数日以内に死に至る危険が極めて高くなります。