3月13日の記念日として真っ先に名前が挙がるのが「サンドイッチデー(サンドイッチの日)」です。朝の情報番組やSNSのトレンドでも頻繁に登場しますが、なぜこの日がサンドイッチに結びつくのか、疑問を抱く人は少なくありません。
その理由は、極めて視覚的な数字の連想にあります。「3」と「3」の間に「1」が挟まれている並び――すなわち「1(具材)を2枚の3(パン)でサンドしている(313)」というユニークな語呂合わせが発端です。日本の食品業界やベーカリー関係者が販促プロモーションの一環として定着させた生活発祥の記念日であり、親しみやすい言葉遊びの好例といえます。
ここで多くの人が混同しやすいのが、世界的に認知されている「11月3日のサンドウィッチの日」との関係性です。歴史的背景を紐解くと、両者には明確な差異が存在します。
18世紀のイギリスで、カードゲームに熱中するあまりパンに具材を挟んで食べさせた逸話で知られるジョン・モンタギュー(第4代サンドウィッチ伯爵)。彼の誕生日が1718年11月3日であることから、欧米をはじめとする国際的な場では11月3日が記念日として扱われています。つまり、世界基準のルーツは「人物の生誕」、3月13日は日本ならではの「数字の見立て文化」から生まれた記念日という住み分けがなされています。