InstagramやTikTokを見渡せば、自分の誕生日にまつわる性格スライドやグラフィックカードをシェアする投稿が絶えない。そこには「私という人間を正しく知ってほしい」という現代特有の自己表現欲求が透けて見える。
SNSは他者との過剰な比較を生みやすい構造を持つ。タイムラインに流れる他人の華やかな日常に圧迫される中で、「私には私だけの生まれた理由とテンポがある」と再確認させるツールとして、生年月日は最高のモチーフとなる。
自分を定義するアイデンティティのタグとして、生まれた日の持つストーリーが選択されているのだ。