ファンの間では「なぜあそこで終わってしまったのか」「打ち切りだったのではないか」と様々な推測がなされてきました。調査の結果、アニメ終了には主に3つの構造的な要因が関係しています。
第1の要因は、放送当時の原作ストックの完全な枯渇です。アニメが未来編の最終回を迎えた2010年9月当時、原作漫画ではちょうど「継承式編」の序盤が連載されている最中でした。週刊連載にアニメが完全に追いついてしまい、これ以上オリジナルエピソードで引き延ばすことがスケジュール的にも限界に達していました。
第2の要因は、放送枠とターゲット層の乖離です。アニメは土曜朝10時30分という子ども向け・ファミリー向けの時間帯で放送されていましたが、当時の原作の物語はダークでシリアスな青年向けサスペンスバトルの様相を強めていました。朝枠の放送基準(レイティング)と原作描写の整合性を保つことが難しくなっていた側面があります。
第3の要因は、未来編がシリーズ全体の大きな節目として綺麗に完結していたことです。10年後の自分たちを救い、日常へ戻るという区切りは、アニメシリーズを一度完結させるエンディングとして最適でした。つまり、不人気による急な打ち切りではなく、原作追いつきに伴う計画的な「第1幕の完結」であったと言えます。