しかし、感情論だけでプロスポーツビジネスは成り立たない。地上波のナイター中継が日常だった時代は終わり、ファンはスマートフォンで好プレーの切り抜き動画を消費するようになった。大谷翔平をはじめとする日本人メジャーリーガーたちの活躍は、国内プロ野球の注目度を相対的に押し下げている。
東京ドームの観客席を見渡せば、かつてのように「巨人ファンであることがアイデンティティ」だった世代から、特定の選手を推すライトなファンへと主役が移り変わっている。伝統という看板を掲げているだけでスタジアムが満員になる時代は、とうに過去のものだ。