正断層と逆断層を判定する最大の鍵は、「斜めに入った断層面の上側にある地層(上盤)が、重力に従って下がったか、力に押されて上がったか」を確認することです。
地層に亀裂が入り、斜めに割れ目ができたとき、傾いた境界面(断層面)に乗っかっている側を「上盤」、その下で支えている側を「下盤」と呼びます。この2つの位置関係に対して、どのように力が加わったかで断層のタイプが決まります。
- 正断層:左右から「引っ張る力(引張力)」が加わり、上盤が斜面を滑り台のようにずり落ちた状態。重力に従って素直に落ちるため「正(ノーマル)」と覚えます。
- 逆断層:左右から「押し合う力(圧縮力)」が加わり、上盤が下盤の上にのし上がった状態。重力に逆らってせり上がるため「逆(リバース)」と覚えます。
テスト問題で模式図が出たら、まず「断層面の傾き」に注目し、覆いかぶさっている地層が上に行っているか下に行っているかだけを目で追ってください。これだけで、わずか数秒で正断層か逆断層かを判別できます。